京都アニメーションの放火事件の容疑者の詳細がわかってきました。
このような残忍なことをできるのは、普通の人ではないと思いました、もしかしたら社会に対して強い恨みを持っているのではないかと。
精神疾患があったのではとも言われています。
両親が離婚し父親に育てられる、貧困、中学でいじめにあっていたという事実、そしてひきこもり。
この離婚、貧困、いじめのワードを見て、ドキッとしました。
わが家も離婚(別居ですが)貧困の環境の中にいます。
そして息子は中学でいじめにあっていたからです。
この容疑者の経歴のコメント欄に、「生まれてきてはいけない人間だったんだ」というものがありました。
それを見て私は息子の生まれてこなければよかったという言葉を思い出しました。
両親の別居。
塾にも行けなかったほどの貧困。
そして中学ではお金持ちの同級生からいじめを受けた息子。
相当苦しんだと思います、とくに浪人時代は孤独に陥っていました。
この京都アニメーションの放火事件の容疑者も、どこかで生まれてこなけばよかったと思ったことがあったのではないかと思います。
普通の生い立ちではありません。
この容疑者の生い立ちを見て感じたのは、愛されたことがなかったんだって。
その寂しさ、孤独が社会への強い恨みとなっていく。
それは本当に恐ろしいことだと思います。
通り魔事件の犯人もそうでした。
両親が離婚、そしてひきこもり。
社会への恨みとなりとんでもない事件を起こしていく。
こういう人が生まれない社会にしなくてはいけないと安住アナウンサーが言っていました。
全くその通りだと思いますが、なかなか難しいことだと思います。
生まれてこなければよかったと言った息子は私を恨んでいたこともありました。
「あんたが憎い、あんたがこんな俺を生んだから。」
そんな言葉を言われ私は胸がえぐられるような痛みを感じました。
でも今思うと息子のあんたが憎いという言葉は本心ではなかったのです。
苦しいからつらいから、誰かのせいにしたいという気持ちからの言葉。
そこで私が息子を突き放したら、もしかしたら息子も何をしていたかわからないと恐ろしく思います。
自分の子供は理屈なくかわいいのです。
愛おしいのです。
心のこもったご飯を作るだけでも、子供への愛は伝わります。
両親が離婚、愛を知らない人は残念ながらこの世にはたくさんいると思います。
社会への恨みにつながっていく前に、どんな形の愛でも伝われば、今回のような事件は阻止できるのにと思います。