梅雨時のちょっと一休みが続いています。
でも湿度が高いですね~ジメジメしています。
お昼休みに娘からLINEが来ました。
「沖縄にいってくる、お土産何がいい?」というものでした。
借金あるのに、また沖縄?と内心思いました。
交際中の彼の転勤で、結婚が遠のき、まだまだ遊ぶと決めたのか。
娘と私には、帰る実家がありません。
帰る実家がないというのは寂しいものです。
50代の方は、自分の家が実家になってもいるし、親が住んでいる実家もあるでしょう。
帰る実家がなくて寂しいと思うのは、お盆やお正月です。
日本は、お盆やお正月は実家に帰るという風習があります。
お盆やお正月、高齢のお客様はとてもうれしそうです。
孫がくる、息子夫婦が帰ってくると準備に忙しそうにしています。
そんなお客様を見ていると、今はなき実家を懐かしく思い、そして寂しくなります。
私の実家は、数年前に、解体されてしまいました。
今でも目をつむると、実家での風景が浮かんできます。
母のベッドの横に大きな窓があって、そこに野良ネコちゃんたちが集まってきていました。
父が生存中に、えさをあげていたからです。
老夫婦にとって猫ちゃんの訪問は楽しみだったと思います。
今でも悔しいのは、まだまだ住める家だっということです。
築20年くらいで、鉄筋コンクリートだったのでそんなに傷んでいなかったのです。
いくらで売れたのは定かではないけれど、何も壊さなくてもいいのにと思いました。
その跡地には、新築の家が二つ建っています。
娘にとっても実家はありません。
夫が一人で住んでいる元わが家が、本来は実家なわけですが、帰れるわけないのです。
帰る実家のない娘には、寂しい思いをさせました。
でも私と息子が、この2DKのアパートに引っ越してきてからら、何回かここに帰ってきました。
ここが実家だと思って、いつでも帰ってきていいからと言いましたが、ここで三人で住むのは難しいと思います。
今年のお盆は、息子がサークルの合宿でいなくなる予定です。
「○○(息子)いなくなるから、泊まりにおいでと」LINEで伝えました。
娘はとてもうれしそうでした。
私の母も、もう帰る場所はありません。
母は、人生を終えるその日まで、サービス付き高齢者住宅に住むことになります。