読者の皆様、こんばんは。
9月になりましたが、やはりまだ暑いです。
でも、秋はもうすぐそこまで来ています。
(もう少しの辛抱ですね)
老人病院で、エアコンが壊れていて5人の高齢者が相次いで亡くなりました。
司法解剖の結果、亡くなった方の中には、熱中症の痕跡がみられたそうです。
このニュースを見た時、この老人病院も、現代の姥捨て山かと思いました。
私は、父が入院していた病院を思い出しました。
臭くて。
静かで。
喚き声が聞こえて。
静かに死を待つ、高齢者の方たちを見てきました。
この記事に書きましたが、私は老人病院の実態を見てきました。
事件があった病院も、もしかしたら、こんな感じの老人病院なのかなと思いました。
詳細が語られていないので、真実はわかりませんが、亡くなった方はみな寝たきり老人だったのではないかと・・・。
そしてもう意識がなくて胃ろうだけで生かされている人。
重い認知症で、ベッドに拘束されている人。
このような方たちだとしたら、暑いとも、のどが渇いて死にそうだと訴えることもできないのです。
そして、誰にも看取られずに、あの世に旅たつ。
寂しい最期だと思います。
あるサイトで見ましたが、このような老人病院は全国にたくさんあって、氷山の一角ではないかということでした。
老人病院に入院させる家族は、たとえそこが劣悪な環境であっても、託さなくてはならない事情があるのだと思います。
家で介護できるのであれば、それが一番いいと思います。
それで共倒れしてしまう方もいる。
父は、片足がなく、寝たきりになました。
そんな状態の父を、高齢の母が介護できるわけがありません。
同居していた兄夫婦も、仕事仕事で、介護をする余裕はありませんでした。
父を受け入れてくれる病院を探すのは、難航しました。
なので、受け入れてくれる病院がみつかった時には、皆ホッとしました。
父が入院した老人病院も、劣悪な環境でした、でもがまんするしかなかったのです。
特養老人ホームは、費用が安いですが、入居を待っている方がたくさんいて無理。
民間の老人ホームは、高い。
そんな事情で、最後は老人病院に、託す方も多いと思います。
残念ながら、これが高齢化社会の現実です。
5年後には、超高齢者社会になるそうです。
なのに、病院も病床も足りない。
劣悪な老人病院が、終の棲家にならないように、健康でいたいものです。