熟年別居

憂鬱だった、ご近所付き合い、夫が発見されたのは回覧板のおかげ




昨日、元わが家に不用品回収の見積もりに行ってきたのですが、隣の奥さんに会うことはありませんでした。
でも、反対側の隣の住人のお爺さんが、出て来て、ずっと監視していました。

もう80歳過ぎたのか?このお爺さんとも、夫はよくトラブルを起こしていました。
口喧嘩したこともありました。

馬鹿にされてたまるか?といきがっていた夫。
そのかげで、近所付き合いにも苦労したことを思い出します。

湯鬱だったご近所付き合い、

私が元わが家に住み始めたのは、義父が他界してからで、娘が6歳の時でした。
お義父さんが生きている時に一緒に住まないで、なんで今頃入ってきた?なんて言葉も聞きました。

隣組という古い言葉も残っていて、私はその隣組に属することになり、班長、組長も順番で回ってきました。
30代だった私は、たぶん一番若かったと思います。

一番年下の新人だったので、町内会ではいつもペコペコしていた気がします。
町内会の付き合いは、あんまり良い思い出はありません、ただそこに属しているだけでも息苦しさを感じていました。

夫はたぶん町内会費を払っていたのだと思いますが、回覧板はまわってきていたようです。

孤独死で、一番怖いのは発見されないこと。

夫は、ほぼ死後5日で発見されました。
もうちょっと発見が遅れれば、暑かった10月だったので腐敗は進んでいたと思います。

腐敗が進むと、ものすごいにおいで、特殊清掃なども必要になったらしい。
そうならなかったのは、不幸中の幸いだったと思います。

夫が5日で発見されたのは、回覧板のおかげなのです。
隣の奥さんが回覧板を玄関前に置き、それがそのままになっていたこと、トラックが五日間止まったままだったことを不審に思い、警察に通報してくれたようです。

隣の奥さんは、怖いし苦手になってしまったけれど、早期に通報してくれたことは、感謝しています。

増え続ける高齢者一人暮らし、私も例外ではありません。
孤独死はそういった一人暮らしの高齢者が誰しも起こりうる問題だと思います。

発見されるしくみを作っておくことが、大事だって思いました。
私が住んでいるワンルームマンションは、町内会もなければ、オートロックになっていて、発見されにくいしくみになっています。

隣は何をする人ぞの世界です。

たぶん、終の棲家にはならないと思うので、自分が決める終の棲家では、発見されるしくみを作っておこうと思ぅています。

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