熟年別居

夫の遺品の中から貯金通帳、その金額を見て驚く。




やっと気持ちが少しづつ、落ち着いてきて、元わが家から持ち帰った夫の遺品を、見ることができるようになりました。
細々と仕事をしていたようで、今年の春の確定申告の用紙もありました。

それから領収証の山、これは来年の確定申告用に保存していたのだと思います。
夫は、来年も確定申告をする気があったということです。

夫の死因は肺気腫による心不全、最後は相当しんどかったと思います。

マイナンバーと免許証も出て来て、免許証は今年更新しており、最新の顔写真が貼ってありました。
私がショックを受けた、ホームレス風な容貌になっていったのは、どうやらここ3年の間だったようです。
マイナンバーは、まだ以前の夫の顔に近かったのです。

遺品の中に貯金通帳

何冊かあった中に、残高が1500万というのがありました。
日付を見ると、最後に記帳したのは、2011年、私と息子が家を出る少し前、夫は1500万もっていたのです。
もうお金がないとわめいていたのはうそだったということです。

今日、記帳してきましたが、なんと残高は1000円でした。
年金がない夫は、この貯金を少しづつ、崩しながら生活していたようです。

1500万円が、あったから、夫は10年間、生き延びることができたのかもしれません。

そして郵貯にも、100万円ほどの残高があり、こちらは記帳してみるとそのまま残っていました。
こちらはもう預金封鎖されていると思います。

近いうちに手続きに行く予定ですが、このお金があると、ずいぶん助かります。
夫はちゃんと後始末代をのこしていったと、思うことにします。

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