母が重いと感じた時はありますか?
私たち兄妹は三人とも母が重いと感じています。
兄はプライドが高く世間体ばかりを気にする母が嫌いでした。
長男としての縛られた人生が本当は嫌だったと知ったのは、私たち兄妹が介護の押し付け合いをするようになってからでした。
兄は、母を嫌いと宣言し、お金は出すけれど、一切の面倒はみたくないとほぼ妹に押し付けた形になっていました。
貧乏くじを引いたのは妹です。
母が暮らすサービス付き高齢者住宅は、妹の家から自転車で15分の所にあります。
なので、私もつい妹に頼ってしまいました。
妹は母が重い、もう限界!と言うようになりました。
母の事を考えると、頭がおかしくなりそうなのだと言います。
母が壊れていくのは認知症のせいなのだ、そんなことわかっていても母が重いのです。
私たち姉妹が出した結論は母と距離を置くことです。
今は月一度の通院介助を妹と交代でやっています。
母が重いと感じることに罪悪感は持たなくてもよい
自分を生んでくれた母親、自分を育ててくれた母親に対して、重いとかしんどいとかの感情を持つなんて、自分はおかしいのではと思い、罪悪感を感じてしまう方いるのではないでしょうか?
そんな方にぜひおすすめな本があります。
この本を読むと、私は私、母は母、切り離して考えても良いのだということがわかります。
心がスッと楽になったような気がしました。
母が重いと感じた時、その解決方法は?
この本の中で印象に残っている言葉。
・母の不幸はあなたに責任はない
・母の要望、期待に背いたとしても罪悪感を感じる必要はない。
・境界を定める(週一回のコンタクトなど)
自分が幸せになることが、育ててくれたことへの恩返しになります。
一番の解決方法は距離を置くことだと思います。
この本は、自分と母の関係だけではなく、自分と娘の関係についても考えされました。
娘が離れていることに寂しく思い、べったりとした母親のままだったら、娘は私を重いと感じるのだと思います。
私は私、そして母は母。
子離れできない親御さんにも、とても参考になる本だと思います。