明日がお盆の入りなので、今日はお供え物がよく売れました。
果物やお線香などの包装を頼まれる方が多く、悪戦苦闘です。
(包装の仕事がなれていないので)
仏壇に供えるための精霊馬、なすときゅうりですが、今年は野菜が高くて、作り物の野菜が売れていました。
お客様の多くは高齢の方が多いので、このコロナ禍でもお墓参りにはなんとしてでも行くという方がたくさんいました。
この暑さで大変だと思います。
そんな中、母親の新盆を迎える60代同僚がいます。
今年の春は、いろんな方の訃報を聞きました。
お母様と二人暮らしだった60代の同僚は、その寂しさからうつ病になりかけました。
母さん、なんでいないの?と泣いているか寝ているかのどっちかだったと言います。
お母様が亡くなって二か月休み、その後復帰しました。
職場の仲間たちは、みんな心配していたので復帰を喜んでいました。
最近、職場に復帰した本当の理由を聞いて、驚きました。
60代同僚は、年金をもらいながら働いています。
持ち家があるので、年金だけでもやっていけるのだろうと思っていたのです。
60代同僚が職場復帰を決めた理由
・ひとりぼっちになり寂しい、職場にくればみんなに会える
身体はボロボロなので、本当はもうリタイアも考えたそうですが、家にひとりでいるとおかしくなりそうだったので、
職場のみんなに会いたい、みんなと話したいって思ったそうです。
・そしてもう一つの理由が、生活が苦しくなったことでした。
お母様の年金と自分の年金で20万以上受け取っていたそうです。
それがお母様が亡くなり、年金が半分になってしまい、生活が苦しくなってしまったそうです。
これは意外でした。
老後の夫婦暮らしも同じですね、年金を二人で20万以上もらっていても、ご主人が亡くなれば半分になってしまうわけです。
60代同僚は、新盆に母親の霊が帰ってくることを待ち望んでいます。
仏壇に供えるお供物セットやお花、そしてお母様の好物を買っていきました。
いつも母娘で暮らしていた自宅に、母親の霊が帰ってきたらわかるものなのかと思ったけれど。
母親を感じたいという言葉が印象的でした。
母娘の暮らしが長かったので、絆は深かったのだと思います。