先日、突然のさくらももこさんの訃報には、驚きました。
53歳、同年代の早すぎる死でした。
日曜日に放映されたちびまる子ちゃんは、放送予定のものを差し替えて、第一話をリメークして放映。
最後は追悼メッセージのテロップが流れました。
さくらももこさんは、7年間も、民間療法で乳がんと闘っていたことがわかりました。
さくらももこさんが亡くなってから、いろいろな事実がわかってきましたが、乳がんであったことは、本当に親しい人とにしか知らせていなかったそうです。
日頃から、プライベートのことは公表していませんでした。
乳がん民間療法と聞くと、小林麻央さんを思い出します。
小林麻央さんの場合は、乳がんがみつかった時には、かなり進行していて、手術で切除もできない状態になっていたので、民間療法という治療方法しか選べなかったのかもしれません。
さくらももこさんは、乳がんの民間療法をいろいろ試すために、全国各地を飛び回っていたそうです。
理由はわかりませんが抗がん剤治療は頑なに拒否されていたということです。
さくらももこさんは、乳がんが治ると信じて、民間療法にいろいろと挑戦していたのではないでしょうか?
それでも残念ながら乳がんには勝てませんでした。
心残りは、一人息子を残していくことだったのではないかと思います。
さくらももこさんの息子さんは、さくらめろんという名前で共に本を出されています。
一人息子を残していく。
それはやはり、とても悲しい別れとなります。
息子さんは、今年の春、大学を卒業され、社会人になったばかりの24歳です。
今年に入ってからも、さくらももこさんは息子さんのことをブログに綴っていました。
本当に乳がんと闘っているなんて、思えない普通の日常が書かれていました。
民間療法と聞くと、なんだか胡散臭く感じてしまいます。
でもがん患者の半数は、何らかの民間療法を試しているそうです。
がんに効くなら、やってみたいと藁にも縋る思いなのかもしれません。
義父が肝臓ガンで、余命宣告された時を思い出しました。
もう20年前の話です。
わが家がまだ、家族3人で幸せな日々をおくっていたころの話です。
腹水でお腹が膨れるまで、がんとは気が付きませんでした。
近所の病院のただの風邪だという誤診もあり、がんがわかった時は、もう手の施しようのない末期でした。
その時、やはりがんに効くかもしれないというサプリメントを飲ませたり、怪しい先生に祈願にいったり。
とにかくいろいろやってみました。
藁にもすがる思いだったのです。
最期は、化学療法のモルヒネを打ち、静かに旅たちました。
結局、民間療法で効くものは何もなかったのです。