通勤バスで通る道で、時々思い出すPTA仲間がいます。
彼女が旅立ってもう10年、時がたつのは早いなぁと思います。
ミッドライフクライシスに巻き込まれた、50代PTA仲間の死
ミッドライフクライシスという言葉はご存じでしょうか。
彼女はミッドライフクライシスの真っただ中で、たぶんうつ病へと進行してしまったと考えられます。
ミッドライフクライシス(Midlife Crisis:中年の危機)とは、主に40代から50代にかけての人生の折り返し地点で、多くの人が経験する心理的な葛藤や不安、アイデンティティの揺らぎのことです。
思春期になぞらえて「第二の思春期」と呼ばれることもあり、決して特別なことではなく、人生の転換期においてごく自然に起こり得る心理的現象です。
PTA仲間の訃報は、突然のことでした。
彼女とは息子の高校のPTA仲間で、一緒に活動をしていました。
訃報、Aさんが、事故で亡くなりました。
そんな内容のメールが突然来て、すごい衝撃を受けたのを覚えています。
高校生の子供がいる親として、お子さんの気持ちを思うと、胸が痛みました。
その後、事故の様子が、まったく伝わってこなかったので、交通事故だったのか、職場での事故だったのかさえもわからずじまいでした。
お通夜でも、葬儀でも、喪主であるご主人は、事故のことを語ろうとはしませんでした。
ただ不思議に思ったのはお通夜ではもう荼毘にふされた後で、遺骨となっていたのです。
だいぶ後からわかったこと。彼女は、事故ではなく、自ら命を絶ったのでした。
発作的だったそうです。
どんな方法で命をたったのかはわかりませんが、顔がもう滅茶苦茶だったとか。
それでお通夜の前に荼毘にふされていたのでした。
ショックでした。
ご主人から聞いたのですが、何か悩みもあって、それが重すぎて、抱える物がいっぱいあって、全てを投げ出したくなったのではないかということでした。
人生の転機にはいろいろなことが起こります。
時には、心穏やかに過ごせないようなことも起こり得るということです。
更年期障害だったり、子供の反抗期だったり、または仕事の問題だったのか。
彼女は、どんな重荷を背負っていたのかはわかりません。
先日、古い写真を整理していたら、彼女の写真が出てきました。
笑っていました。
私の場合、50代は夫から逃げ、息子を守ることに必死だったので、うつ病になる所ではありませんでした。
現在もうつ病になるほどではないけれど、気持ちが不安定になることはあります。
けっして他人事ではないと思っています。