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夫が孤独死した元わが家に住む?家賃はかからないけれど。

今日は、薄曇り、新緑の中を歩くのは、本当に気持ちが良い季節です。
ゴールデンウィークが終われば、あっという間に夏に向かっていくのでしょうか。

夫が孤独死した元我家に住む?

わが家の売却が振り出しにもどり、ため息ばかりでます。
なんでこんなことになってしまったのか。

仕事中、レジをしながら、フッと頭に浮かんだのは、売れないなら住めばいいのか?ということ。
今年8月に、現在住んでいるマンションが更新を迎えます。

まだ4月だというのに、更新手続きの書類が届きました。
事務手数料も含めて6万円、また痛い出費です。

あの家に住めば、更新料もかからないし、家賃もかかりません。

正直、家賃ゼロで住めるというのはとても大きなメリットです。
生活コストを抑えられることは、シニアのこれからの暮らしにとって安心材料になるはず。
頭では、十分に理解していました。

でも、どうしても気持ちがついてきません。

家そのものが、思い出になりすぎているからです。

夫が亡くなっていた部屋は、こんな感じで、古新聞や手紙などが散乱していました。
この居間は、まだ家族4人で幸せだった頃の思い出もたくさんあります。

鯛を買ってお食い初めをしたこと。
誕生日や、クリスマスにはケーキを買って、ろうそくの火を消したり。

家族の楽しい思い出が残った部屋で、逝った夫。

リフォームすれば、住めるかも?
いろいろ考えてみたけれど、やっぱり無理。

楽しい思い出と辛い思い出が、共存しているあの家に、一人で住むのは到底無理だと思いました。

終の棲家は心が休まる場所に

これから長く続くであろう一人暮らし、やはり一番は自分の心が休まる場を、終の棲家にしたい。
たぶん、現在のワンルームマンションでもなければ、元わが家ではないと思うのです。

miho: