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元わが家の解体がはじまっていた、寂しい

今日は、仕事帰りに歯医者に行き、近いので元わが家に寄ってみました。
目の前を通ると、また近所の人につかまってしまうので、遠くから眺めることにしました。

解体が始まっていた

不動産会社の担当者には、8月に入ったら解体すると聞いていたのです。
まだ木はボウボウと茂っており、庭はそのまま。

だけど、家の周りには解体するにあたり、足場が組まれていました。
いよいよだなーと思ったら、胸がキュッと苦しくなりました。

せいせいすると思っていたのに?この感情はなんだろう。
二階の窓は、開けっぱなしになっていたので、もしかしたらもう中の不用品は廃棄されてしまったのかもしれません。

鍵も渡してしまって、もう中に入れない元わが家。
子供部屋は家を出た時のまま、時間が止まっていたし、応接間も台所もそのままでした。

廊下には子供たちの写真がたくさん飾ってあり、そのままにしてあったのです。
売る前は、中に入るのが嫌で嫌で仕方なかったけれど、今は、もう一度わが家の中を見ておけばよかったとさえ思います。

ただただ、寂しい

いろいろありすぎた23年間の結婚生活だったけれど、幸せな時間も少しはありました。
みんななくなってしまう、跡形もなく。

寂しくて寂しくて仕方ない。

子供たちは、もう無関心で、娘は父親が亡くなっても一度も帰ってきませんでした。
虐待に近いことされていたので、思い出したくもないのかな。

小中校と私立に通えたのは、その父親のおかげ。
家を出る前日には、お父さん育ててくれてありがとうと言ったのに。

そんなことはもう忘れて、憎しみの方が大きいのかもしれません。

寂しがっているのは、私だけかもしれない。
やっぱり横須賀に一人で残るのは、つらすぎる・・・

miho: