これからの時代は、ますますおひとりさま人口が増えていくそうです。
私はまだまだ息子と暮らすつもりだったので、まさか61歳で一人暮らしになるとは思っていませんでした。
一人暮らし、自由です、楽しいです。
でも不安なこともあります。
老後の一人暮らし、病気やけがをしたら?
一人で何でもできるうちはいいのですが、母のように認知症になった場合や、けがをしたり病気で起き上がることもできなくなった場合など、考えるとやっぱり不安です。
昨日、職場でちょっとした事件がありました。
買い物を終えてお店を出た高齢のお客さまが、血だらけになって入ってこられたのです。
結構、血が流れていたので、びっくりです。
額に大きなたんこぶができていて、擦り傷から血が流れていました。
「救急車を呼びましょうか?」
そう問いかけても、いや大丈夫ですというばかり。
絆創膏があったら、はってほしいということでした。
サービスカウンターに絆創膏があったので、きれいに血をふきとったあと、はってあげました。
その高齢のお客様はお店を出てすぐに何かにつまづいて転んだということでした。
他にもどこかケガをしているかもしれませんし、頭も打っているので心配になりました。
やっと歩いているようでしたので、家族の方に連絡して迎えにきてもらいましょうと提案しました。
それも拒否されました。
「一人で暮らしています、家族はいないから。
気を付けて帰ります。大丈夫です。」
そう言う老婦人の目は、どこか寂し気に見えました。
老後の一人暮らしで怖いのは、けがをした時や病気をした時です
先日も、常連のお客様が久しぶりに見えました。
家の中で転んで、立つこともできなかったそうです。
この方は、ご主人が家にいたので、大きな声で助けを呼んだらしい。
「助けて助けて、ちょっと来てよ」って・・・
ところがご主人は耳が遠い上、大きな音量でテレビを見ていたとのこと。
なかなか助けにきてくれなかったと、ブツブツおっしゃっていたけれど、家の中に、家族がいるということは、やはり安心だなと思いました。
その方は、腕がブラブラしてあがらなかったので救急車で、病院へ。
肩の骨が折れていたそうです。
高齢の方は、転んだだけで、簡単に骨折しちゃうのです。
骨がもろくなっています。だから転ぶのが一番怖い。
骨密度はかったことないけれど、これが減っていくのも老化のひとつです。
老後の一人暮らし、かけつけてくれる人をみつけておく
私の場合、娘も息子も一時間半かかる場所に住んでいます。
すぐに飛んでこれる距離ではありません。
なので、何か困ったことがあった時に、かけつけてくれる二人を確保しました。。
教会の仲間です。
この二人が近所に住んでいるだけで、かなり心強いです。
老後の一人暮らしは、やはりサービス付き高齢者住宅がおすすめだと、あらためて思いました。
ボタン一つで、ヘルパーさんがかけつけてくれます。
近くに子供もいない、家族もいないというおひとりさまは、どこか施設に入るか、すぐにかけつけてくれるような友人を一人でもいいから作っておくべきだと思います。