おひとり様の老後

60代おひとり様は引退できない、死ぬまで働く




土曜日出勤のパートさんは、60代が多いです。
お子さんが小さい30代40代は、土日が休みの人が多いのです。

今日もレジに入った5人がすべて60代でした。
私は午前中はサービスカウンターの仕事、午後からはレジに入りました。

土曜日のパートの平均年齢は高くて、60歳の私はなんと一番若いのです。
腰が痛い、バーコードの数字が見えないと嘆きつつもみんな頑張っています。

レジのばぁさんがのろまでイライラする!とわめくお客様もたまにいらっしゃいますが、ほとんどのお客様は温かく?見守ってくれています。

お会計のお金を出すのに手間取る高齢のお客様も多いですし、お互いさまということでしょうか。

60代おひとり様は引退できない、死ぬまで働く

今日のメンバーは一人をのぞいては、みんなおひとり様、そして少ない年金を受け取りながら働いている同僚もいます。
なので、みんな身体のどこかが痛くても、どんなに疲れていてもパートを辞めるという選択肢はありません。
死ぬまで働く予定と言っています。
会社側が雇い続けてくれたらの話ですが、現在は最高で71歳の方がいます。

60代のおひとり様仲間がたくさんいるのは、心強いです。

その中の一人がまたまた暗い顔をしていました。
もう何年もガンと闘っているガンサバイバーです。

今年の夏に64歳になるのですが、先日の健康診断の結果が出たようです。
それを見るのが怖いとかで暗い顔していました。

昨年も、一か月休み手術をしたばかり。
今度はどこに転移しているのかと不安になっているようです。

普段は明るい同僚なのですが、本当のところ身体はボロボロなんだそうです。
左手は腱鞘炎になり痛みが続き、右手の人差し指は原因不明で水がたまっているとか。

そんなことを今日初めて知りました。
彼女の場合、個人年金も入っていたので、老後に1人で暮らすには充分な年金があるはずです。それでも働き続けていたいのは、仕事をしている方が気がまぎれて元気になれるからだと話していました。

もし旦那さんがいて、二人で充分な収入があるとしたら?彼女は隠居生活ができたのだろうにと思う。

家で隠居生活しながら、闘病?それはそれで苦しいのかもしれません。
やはり働けることは感謝なのだと思う。

私も時にはクタクタになる日があるし、あーあ頼れる夫がいたらなと思うこともあります。

でも職場には、がんばる60代仲間がたくさんいるので励みになっています。

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