多死社会はもう始まっている?
多死社会、ちょっと恐ろしい言葉の響きですが、現在の少子高齢化社会の次に来るのが多死社会と言われています。
昨年始まった新型コロナのパンデミックですが、こんなに多くの犠牲者がでるとは誰が予想したでしょうか。
新型コロナで亡くなった方は、世界では192万人という数字に、唖然とします。
一番犠牲者数が多い国はアメリカで37万人、そして日本では4000人を超えました。
このような数字を見ると、すでに多死社会は始まっているという感じがします。
昨年秋に叔母が亡くなり直葬を経験しましたが、火葬場は混んでいました。
父の時もそれは感じて、まるで工場のように次々と火葬が行われていました。

令和24年問題をご存知でしょうか?
今から21年後の日本はどうなっていくのか?
まず2008年から日本の人口は、減少を続けているそうです。
原因は、少子高齢化です。
残念ながら令和は、今まで以上に、少子高齢化と人口減少が進む時代になるそうです。
そして、人口減少と高齢化が最も顕在化するのが令和24年なのです。
令和24年問題とは?すごい時代がやってくる?
令和24年には、団塊世代と団塊ジュニア世代が、すべて65歳以上の高齢者となります。
団塊の世代とは?1947年から1949年に生まれた世代のことを言います。
団塊ジュニアとは?1971年から1974年までに生まれた世代のことを言います。
統計によると、令和24年は高齢者の人数が過去最大に達するそうです
そのために、病院、介護施設、介護スタッフが足りなくなるそうです。
多死社会とも呼ばれて、火葬場もすぐに使えず、何日も待たなければならなくなると言われてます。
年金もかなり減額されることが予想されます。
先日、テレビで遺体ホテルという存在を知りました。
火葬場があいていなくて待たなくてはならない事態に備えてのホテルです。
もう多死社会の準備に備えているということでしょうか?
令和3年の現在も少子高齢化は進んでいます。
昨年はコロナ禍で、新しい命の誕生もさらに減少したと聞きました。
私の地元でも、平日の昼間にバスに乗ると、ほぼ高齢者ばかりです。
元わが家の近所の方は、一番若くて60代、高齢者ばかりでした。
日本の将来はどうなるのでしょうか。
まずは、一日も早い新型コロナの収束を願います。
令和24年、私は82歳になっています。
平均寿命まで生きるとしたら、まだこの世にいると思います。
もし認知症になってしまって施設に入ることになっても、どこにも空きがなかったら?
そんな先のことを心配しても仕方ないですが、怖いです令和24年問題。
私自身は、生きているか死んでいるかわかりません。
今、できることは、自分の子供たちを、厳しい時代を生き抜くために、自立した強い人間に導くことだと思っています。
令和24年、娘は49歳、息子は43歳になっています。
息子には大変な時代がやってくるよ、明るい未来ばかりではないからという話をよくしていますが、まだ大学生、ピンと来ないようです。