熟年別居

熟年別居その後、帰って来いと言わなくなった夫




今日は、仕事帰りに歯医者に行ってきました。
コロナの影響か最近はいつもすいています。

通っている歯医者は、元わが家の近所です。
もう10年くらい通っています。

やっと元わが家の前を通ってもドキドキしなくなりました。

熟年離婚その後、帰って来いと言わなくなった夫

夫に内緒で家を飛び出した直後は、夫はいつもと同じような家出だと思ったようです。
別居する前の数年は、私はもう何回も家出をしていました。

夫から追い出されたこともあったし、自分から出て行ったこともあります。
短い時は一泊、長い時で5日間ほど、家出をしていました。

泊まったのは、友人の所だったり、娘の所だったり。
ネットカフェに泊まったこともありました。

家出をして少しでも夫から離れていないと、自分の精神が耐えられなかったからです。
家出を繰り返しながら、だましだまし生活していたという感じです。

息子が高校生になるまでは、我慢しようという思いがありました。
そして家出用に借りたアパートがワンルームの部屋だったわけです。

そこに荷物を少しつづ運んで、夫が爆発した時に逃げ出しました。

ただの家出だと思っていた夫は、私が一週間以上帰らないことに焦りだして、何回も何回も電話してきました。
おとなしい声で、お願いだからかえってきてほしいと懇願されたこともありました。

夫は、一人で暮らしていくのが不安だったのだと思います。

そして借りていたアパートが郵便局のミスでばれてしまいました。
それからはしょっちゅう訪ねてきては、チャイムを鳴らす。
息子の名前を大声で叫ぶということもありました。

そのころは、恐怖で眠ることができずに、あきらめて、もう帰ろうかと何回も思いました。
ある読者さまから「だめです、絶対に帰ったらだめ、帰ったら負け、頑張って」というようなメールをいただきました。

帰ったら負け、その通りだと思いました。

そしてワンルームで暮らし始めてから一年半ほどで、今の2DKのアパートに引っ越すことができました。
息子が高校生になり、アルバイトをして家計を助けてくれたことで、実現できました。

夫にばれないように二回目の引っ越しは無事に終了。
その後、ワンルームに訪ねてきた夫は、私たちが再び逃げたことを知りました。
直後にスマホに何回も電話がなりましたが、着信拒否。

その時から夫は、もう二度と帰って来いとは言わなくなりました。

やっとあきらめたのだと思う。

そして一人で生きていく覚悟も決めたのでしょう。
もう親子三人では生活できないくらいに家計は破綻していました。

結果的に、養育費も慰謝料も、婚姻生活費もまったくもらえませんでした。
それでも逃げてよかったと思います。

今の自由は、お金には代えられないものです。

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