認知症

やだやだ!着替えを嫌がる認知症母のこと、医師に相談しました




認知症の親を介護されている方のブログを、時々拝見しています。

同じような症状に、思わずうなずきます。
現在の母もこんな状況です。

・薄暗い部屋にいるので朝なのか夕方なのかわからなくなっている
・冷蔵庫にある甘いものをあるだけ食べてしまう
・暑いか寒いかも感じなくなっているので、エアコンをつけない
・プライドのせいなのかわかっているふりをする

先日、母の通院介助に行ってきました。

やだやだ!着替えを嫌がる認知症母のこと、医師に相談しました

さらに認知症が進行している母を見て、少なからずショックを受けました。

まず、先月と同じ洋服を着ていたことに驚く。
母はもう何か月も同じ洋服を着ています。
まさかと思ったけれど、今回も同じ花柄のブラウスと黒いスラックスを着ていました。

妹にホームレスみたいな匂いがすると聞いていたので、あわてて着替えさせようとしました。
おしゃれだった母はタンスの中にはたくさん洋服があります。

「お母さん、病院に行くから着替えよう!」と声をかけると。

やだやだ!やだ~とまるで小さな子供のようにトイレに逃げ込みました。
トイレに逃げる、これも妹から聞いていたのですが、しつこく言ってもだめでした。
仕方ないのでそのまま診療所へ連れていきました。

最近、サ高住の隣の診療所に転院したので、通院介助はとても楽になりました。
そこに歯医者もあるのですが、以前は一人で通えていたのです。
一人で通院もできなくなってしまいました。

ここの診療所の先生は訪問看護が専門なので、とても優しい言い方で母を診察してくれました。
今回は採血もしました。

診察が終わった後、母が着替えるのを嫌がることを相談しました。
「一か月以上、同じ服を着ていて、着替えるのを嫌がるのですがどうすればいいでしょうか?」と聞いてみました。

先生いわく、認知症の方にはよくあることで、一年同じ洋服を着ていた方もいるそうです。
小さな子供が、大事なぬいぐるみやタオルに執着するのと同じようなイメージだと。

ようするに、同じ洋服を着ていると安心するというこです。

先生は、母にさとすように優しく
「着替えないと衛生上はよくないですよ、それに汚いおばあさんは嫌われるからいつもきれいにしてましょう」と言ってくれました。

母は「はい」と頷いていました。

診察が終わり部屋に帰って、「お母さんウイルスがついているかもしれないし、先生が衛生上よくないって言ってたよね?着替えよう」とさとしたら、大人しく着替えてくれました。

そして、におってきそうな母の洋服を洗濯機につっこんできました。
入所当時は、洗濯も自分でできた母ですが、それもできなくなりました。

ヘルパーさんにお願いしています。

できなくなることがどんどん増えていき、変わっていく母を見ているのは悲しいものです。
でも受け入れなくてはなりません。

着替えるのを嫌がっていた母、これはやはり言い方次第なのかなと思いました。

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