今日はサービスカウンターの仕事で、朝一番にクレームを受けオロオロしてしまいました。
そんな時、助けてくれるのが癒しを与えてくれる同僚。
30歳の女性です。
ボーっとしていて、いつもニコニコしていて怒っているのを見たことがありません。
人の悪口を言っているのも聞いたことがありません。
その同僚を呼び、ほんわかした言葉でクレーム処理。
うまくいきました。
午後からはレジに入ったのですが、半年ぶりくらいに買い物にいらしたお客様がいました。
いつもご夫婦で仲良く買い物にいらしていたのです。
思わずうれしくて、「お久しぶりです、お元気でしたか?」と声をかけました。
「元気じゃないのよ」と突然泣き出したお客様。
どんなに仲の良い夫婦でもいつか別れがきます。
「お父さんが死んじゃったの」とやっとの思いで話してくださいました。
今日はちょうど49日だということでした。
本当に仲のよいご夫婦で、いつも手をつないで買い物にこられていました。
そして奥さんは、旦那さんにいつもいつも感謝をしていました。
夫が40年間頑張って働いてくれたおかげで、今の生活ができる。
だから感謝しかないと旦那さんの前でおっしゃっていました。
旦那さんはそれを聞きニコニコと嬉しそうでした。
80代でも手をつなぐ仲の良いご夫婦をいつも微笑ましくみていました。
こんな老夫婦になりたかったなと思ったものでした。
長い間の介護お疲れ様でした、奥さんがんばりましたねと言うとまた涙していました。
今年はたくさんの訃報を聞いています。

アラカンの同僚3人のお母様が相次いで亡くなりました。
認知症の両親を一人で介護していたお客様のお父様も亡くなりました。
令和24年には多死社会がやってくるといわれていますが、それが一足早くやってきているような気がしました。
そしてコロナウイルスによる芸能人の訃報。
私は相次ぐ訃報を聞いて、死を身近なものと感じるようになりました。
誰にでも死は平等にやってきます。
それが早いか遅いかで、いつかはみんな別れの時がきます。
どんなに仲のよいご夫婦でもいつかは別れがきます。
人生とはそういうもの。
平和な世の中が続いていたら、本当は明日が東京オリンピックの開会式でした。
こんな状況になっているとは、誰も予想できなかったはず。
今年は世界中が試練の年になっていますが、乗り越えた後には明るい未来が始まることを信じたいですね。