サービス付き高齢者住宅にいじめはある?
施設にもよるのでしょうが、ズバリいじめはあります。
サービス付き高齢者住宅に住んでいる私の母が実際にいじめにあっていました。
もうずいぶん前の話です。
今はもう認知症の進行で、いじめどころではなくなりました。
ただ毎日必死に生きているという印象を受けます。
もう日にちや時間が時々わからなくなっています。
今は週三日のディサービスを楽しみに生きています。
お風呂も自分では入ろうとしないので、ディサービスでお風呂の時間をもうけ、身体も頭もヘルパーさんに洗ってもらっています。
サービス付き高齢者住宅でのいじめ、女は何歳になっても群れたがる
母は、サービス付き高齢者住宅でいじめにあっていました。
いじめの内容を詳しく聞いて、唖然としました。
母は、なぜいじめのターゲットにされたか?
・ディサービスで、友達がたくさんできたことが原因でした。
女はいくつになっても群れたがる生き物なのでしょうか。
母に友達ができていつも群れているのが面白くない女性がいたのです。
その女性は、母が高齢者住宅に入所して初めて友達になった方でした。
仲良くしてもらっていると、行くたびに挨拶もしていました。
その方は、ディサービスに行っていないので、実は孤独でさびしかったのかもしれません。
ひとりぼっちだった自分に、母という友達ができたのに、母は、他にたくさん友達ができてしまいました。
そして食事の時に、ディサービスが楽しいからとその話ばかりしていたようです、
それが面白くなかったのだと思います。
ようするに、妬みが原因ということです。
ディサービスに行き、みんなからチヤホヤされる母が気に入らなかったのです。
嫌味を言われたり、食堂で避けられたり、身なりをけなされたり、それは毎日続いていたとのこと。
最初に友達になった人の豹変に、母はずいぶんとショックを受けたようです。
まるで中学生や高校生のいじめのようです。
もう一ついじめの原因になったものは、母のプライドの高さでした。
その方も、相当プライドが高い方だったようで、いろんなことの自慢のしあいがエスカレートしていったみたいです。
母が自慢するつもりで言ってなかったとしても、相手は自慢ととる場合もあるのです。
息子が会いに来た。
娘とランチへ行ってきた。
こんな些細な言葉でも、面白くないと思う方もいるわけです。
母をいじめた方、本当は寂しいのだと思います。
家族が手におえないからと、この高齢者住宅に入れたそうで、そして、何人もの人をいじめてきたと聞きました。
このいじめは、母はほかのフロアに移ることで解決しました。
そのいじめた方に会わないようにするためです。
サ高住というのは、比較的に自分でなんでもできる方が入居しています。
ディサービスにも行かず、他の人といっさい付き合わずにそこに住んでいるだけという方もいます。
一人が好きで群れなくても平気な人もいるということです。
母は今、要介護2です。
これ以上認知症がすすめば、グループホームにうつることになります。
熊本の災害をニュースで見ていました。
亡くなられた方の多くは特別養護老人ホームのお年寄りです。
特別養護老人ホームは認知症が重症の方が多く、自分で逃げようという意思もなく、逃げる力もありません。
そのような方たちがみるみる水が押し寄せる中、どれだけ怖かったかと思うといたたまれない気持ちです。
ちなみに母が住んでいるサ高住の近くにも川があります。
一度氾濫のおそれもありました。
その後はたびたび避難訓練をしているそうです。