老後を考える

高年齢者雇用安定法導入へ、60歳でも身体がボロボロなのに?




高年齢者雇用安定法が、早ければ21年4月に導入されることが決まったそうです。

高年齢者雇用安定法導入へ、60歳でも身体がボロボロなのに?

70歳まで定年を伸ばす目的は、社会保障費を増やすこと、つまり60代の働き手を増やし少しでも社会保障の財政を確保したいという政府の思惑が感じられます。

そのニュースには、コメントが多く寄せられており、中には「政治家も9時から18時残業付きで週5日働いてみろ、60歳でもどんなにきついかわかるはずだ」なんていう怒りのコメントもありました。

55歳や60歳定年で、定年後は悠々自適に暮らす。
残念ながらそういう時代はもう過去のものになってしまいました。

60歳で身体はボロボロだ、持病があるなどのコメントを見ると私と同じだと思いました。

70歳までこの状態で元気に働けると思えません。
70歳まで働け?70歳まで奴隷かよなんていう厳しいコメントもありました。

60代前半はすでに義務化されている高年齢者雇用安定法

60代前半についてはすでに、企業は「定年廃止」「定年延長」「継続雇用制度導入」のうちどれかで処遇する義務化が実施されています。
60歳の定年を63歳に延ばしたり、従業員が希望すれば同じ企業かグループ企業で嘱託や契約社員などで継続雇用したりする必要があります。
実行しなければ行政指導を経て最終的には社名が公表されてしまいます。

実際に定年廃止を実施した企業は全体の20パーセントで、ほとんどが継続雇用制度を導入しました。
私の職場は65歳定年が廃止され、継続雇用制度が設けられました。

これにより半年ごとの契約更新がなくなり65歳までは、更新手続きをしなくてすむようになりました。
65歳以上のパートさんは一年ごとに契約更新になり、70歳になった時点では相談の上更新をすることになっています。

現在のパートさんは、ほぼ70歳で辞めています。

60歳でも身体がボロボロ、65歳ではさらにボロボロ。

現実的に、何か特別の理由がなければ70歳まで働き続けるのは、かなり厳しいと思います。
(私を含めて)

政府の高齢者いじめが始まっているなんていう声もありましたが、いずれ70歳定年があたり前の時代がやってくるかもしれません。

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