老後貧困の原因は、自業自得?
あるブログで、老後貧困は自業自得だ、ちゃんと貯金してこなかった自分が悪いのだという内容の記事を読みました。
ん~厳しい意見だなと思ったけれどその通りだと思いました。
59歳の今、貯金ゼロの私。
年金は、たぶん6万円くらいの予定です。
これでどうやって生活していくのか?
持ち家でもあれば何とかなるかもしれないけれど、持ち家もなしで、家賃はかかります。
老後貧困の原因、わが家の場合
わが家の場合、貧乏になったきっかけは教育費貧乏でした。
夫の年収が1000万円あった時代に、子供二人を私立小に入れてしまいました。

自営業の恐ろしさです。
夫の年収はどんどん落ちていきました。
1000万以上の年収が続くと思っていたのですが、最後は年収100万くらいになりました
貧困に苦しむようになっても、私は意地もあったけれど、子供たちを公立小に転校させませんでした。
子供たちも、転校をすごく嫌がりました。
私は、夫に内緒でパートに出たのはその頃です。
働くことも禁止されていたのですが、どうにもやっていけなくなりコソコソと働いていました。
あの頃が一番つらかったです。
専業主婦のふりをしなくてはならなくて、疲れていても家事を完璧にやらなければならなくて・・・
老後貧困の原因、夫の場合
別居中の夫は持ち家もあり、今も一人で住んでいますが、持ち家や車があると税金の支払いも大変だと思います。
子供たちの養育を拒否して、自分のためだけに生きている夫です。

お金が一番大事だった夫が、今お金に苦労して貧困老人(66歳)になったのは皮肉な結果だと思います。
食べたいものも食べず、行きたい所にも行かず、ただ自分の持ち家を守るだけの生活になっていると思います。
わが子の消息は気にならないのか、息子が大学生になったことも知りません。
夫が老後貧困から脱出するには、本当に家を売るしかないのです。
でもたぶん死ぬまで売らないと思います。
母、そして兄夫婦も老後貧困になった理由
これはもう、身の丈にあったマイホームを建てなかったからの一言につきます。
兄も自営業でした。
頭金はあったものの、一億円のマイホームを注文住宅で建てました。
そしてローンが払えなくなり、実家は売却されました。
母は実家を守りたい一心で、自分の老後資金をすべてローンにつぎこんでしまいました。
父は、あの世から、どんな思いで見ていたのかなんて、今でも思います。
やっぱり老後貧困は、自業自得でしょうか。
人生何が起こるかわからないということも実感しています。
もちろん、自分の老後がこんなふうになるなんて思っていませんでした。
でも、夫との結婚生活は23年でしたが、今の方が幸せです。
お金がなくても、時間の贅沢があります。
働ける職場があります。
守るべき家族がいます。
子供たちには、貧困の連鎖を断ち切り、せめて普通の生活をおくってほしいと思っています。