サービス付き高齢者住宅

サービス付き高齢者住宅のお正月、新年早々母に泣かれる・・・




サービス付き高齢者住宅のお正月って?

身内がいない高齢者は、年末年始もひとりぼっちで過ごします。
半分くらいの方が家族が迎えにきて自宅に帰ります。
あとは、お正月だからと家族が会いに行くパターンです。

お正月も、ご飯はでます。(注文している人の場合)
高齢者なので、おもちはいっさい出ません。

のどにつかえて危ないという理由なのでしょう。

先ほどニュースで見ましたが、今年もおもちがのどにつまって亡くなった方がいます。
飲み込む力がないので、いくら小さくちぎってもつまってしまうのでしょう。

元日の朝食は、きれいに盛り付けされたおせち料理が出たそうです。

大晦日は、年越しそばと、食事はとても季節感を出してくれます。

中には、食事を注文せず、毎食毎食カップラーメンなんて方もいるとか。
食事を注文しないのは節約という理由だと思いますが、高齢になってカップラーメン三昧とは寂しい気もします。

サービス付き高齢者住宅のお正月、新年早々、母に泣かれました。

母が泣いたのは二つの理由からです。

一つは、孫(私の娘)に一年ぶりに会えたからみたいで、娘に抱きついて涙をながしていました。

もう親を捨てるしかない、兄は母を捨てた。
人の悩みというのは、ほぼ人間関係の悩みだと言われています。 妹と喧嘩をした後、ずっと心に重いものがあります。 母が可哀想だという気持ちも、まだ残っているけれど、仕方ない、母が蒔いた種なのだと思うことにしました。 とりあ...

こちらの記事に書いた通り、兄はお正月の集まりをやめてしまいました。
母は兄や、ひ孫に会えるのを楽しみにしていたと思います。

捨てられた?誰も会いに来てくれない?とひそかに不安をもっていたようなので、孫が一人でも会いに行ったことが、泣くほどうれしかったのだと思います。

もう一つの涙の理由は、片目が見えにくくなったことです。

母、70代の時に緑内障の手術をしています。
手術をしてもさらに見えにくくなったとしても、もうなすすべがないのです。

目薬をさしてもさしても、ぼやけて何も見えないと、泣きました。

そして眼医者に行きたいというので、近いうちに連れて行こうと思います。

サービス付き高齢者住宅の暮らしで、母の楽しみはディサービスに行くことです。

ディサービスに行くと、ヘルパーさんが、チヤホヤしてくれる、優しい言葉をかけてくれる、そんな些細な事が母はうれしいのだと思います。

兄や兄嫁に、冷たくされていました。
だから人の優しさが身にしみるのだと思います。

ディサービスは、お正月の三が日はお休みです。

金曜日からスタートします。

今日の母は、いつものように同じことを何回も繰り返して話していましたが、私のことも娘のことも、まだ認識していたので、ひとまず安心しました。

将来、自分がサービス付き高齢者住宅に入った時、家族が誰も会いにきてくれないのは、やはり寂しいだろうなと思いました。

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