老後を考える

老人病院、劣悪な環境でもがまんするしかない




読者の皆様、こんばんは。

9月になりましたが、やはりまだ暑いです。

でも、秋はもうすぐそこまで来ています。

(もう少しの辛抱ですね)

老人病院で、エアコンが壊れていて5人の高齢者が相次いで亡くなりました。

司法解剖の結果、亡くなった方の中には、熱中症の痕跡がみられたそうです。

このニュースを見た時、この老人病院も、現代の姥捨て山かと思いました。

私は、父が入院していた病院を思い出しました。

臭くて。

静かで。

喚き声が聞こえて。

静かに死を待つ、高齢者の方たちを見てきました。

老人病院の実態、そこはまるで姥捨て山のようでした
父が亡くなって6年たちました。 月日がたつのは早いなと思います。 6年前、息子は中学一年生で、まだ声変わりもしていないかわいい声でした。 父にとっては最後の孫でした。 ほかの孫はすでに、成人していたので、父は...

この記事に書きましたが、私は老人病院の実態を見てきました。

事件があった病院も、もしかしたら、こんな感じの老人病院なのかなと思いました。

詳細が語られていないので、真実はわかりませんが、亡くなった方はみな寝たきり老人だったのではないかと・・・。

そしてもう意識がなくて胃ろうだけで生かされている人。
重い認知症で、ベッドに拘束されている人。

このような方たちだとしたら、暑いとも、のどが渇いて死にそうだと訴えることもできないのです。

そして、誰にも看取られずに、あの世に旅たつ。
寂しい最期だと思います。

あるサイトで見ましたが、このような老人病院は全国にたくさんあって、氷山の一角ではないかということでした。

老人病院に入院させる家族は、たとえそこが劣悪な環境であっても、託さなくてはならない事情があるのだと思います。

家で介護できるのであれば、それが一番いいと思います。

それで共倒れしてしまう方もいる。

父は、片足がなく、寝たきりになました。
そんな状態の父を、高齢の母が介護できるわけがありません。

同居していた兄夫婦も、仕事仕事で、介護をする余裕はありませんでした。

父を受け入れてくれる病院を探すのは、難航しました。
なので、受け入れてくれる病院がみつかった時には、皆ホッとしました。

父が入院した老人病院も、劣悪な環境でした、でもがまんするしかなかったのです。

特養老人ホームは、費用が安いですが、入居を待っている方がたくさんいて無理。

民間の老人ホームは、高い。

そんな事情で、最後は老人病院に、託す方も多いと思います。

残念ながら、これが高齢化社会の現実です。

5年後には、超高齢者社会になるそうです。
なのに、病院も病床も足りない。

劣悪な老人病院が、終の棲家にならないように、健康でいたいものです。

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