アラカンのつぶやき 老後を考える

ひとりぼっちの大晦日、高齢者住宅の年末年始




今日は、母の所へ行ってきました。

疲れました。

私は、東京出身で、東京育ちでしたが、この横須賀に嫁に来てから・・・
すっかり東京が苦手になってしまいました。

あの通勤満員電車に乗って、毎日お仕事へ行くサラリーマンさん、OLさんお疲れ様です。
大変だと思います。

私も30年前は、あんな満員電車で通勤していたOLでした。

横須賀へ来た当時は、田舎の不便さに戸惑いました。
スカジャンで有名などぶ板通りは、ここは日本?まるで異国の地にいるようで、歩くのが怖かったです。

住めば都、今は横須賀が大好きです。

もう東京には住めないなと思っています。

今日は、母を歯医者に連れて行きました。
そして近所のそばやさんで、母と一緒にカレーうどんを食べました。

そこで、年末年始の話になりました。

母は、大晦日はひとりぼっちだった。今年もひとりぼっちだと泣きそうな顔でいいました。

母は、父が亡くなってから、大晦日はいつもひとりで過ごしていました。
兄とは二世帯住宅でしたが、兄夫婦は、大晦日は深夜まで、仕事をしていました。

大晦日、ひとりぼっちは、もう慣れているのかと思っていたのに。

高齢者住宅の住人は7割が、年末年始は子供が迎えにきて実家に帰ります。

残りの三割は、母のように帰る場所がない人です。

夕食は食堂で食べていますが、帰ってしまう人がたくさんいて、年末年始はひっそりとしているらしいです。
昨年の大晦日は、年越しそばが出たらしいです。

年越しそばの夕飯を食べたら、部屋にこもり、母はひとりぼっちの大晦日を過ごしました。

ひとりで紅白を見ていたのか。

やはり寂しかったのだと思います。

私は大晦日まで仕事です、そして三時間近くの長旅は、母にはもう無理なので、このアパートに連れて帰るのは難しいと思います。

妹夫婦も、兄夫婦も迎えに行って、年始をいっしょに迎えようという気持ちはたぶんないと思います。

可哀想だとは思いますが、仕方ないです。

帰る実家のない高齢者は、母と同じように、ひとりぼっちで部屋で年始を迎えるのです。

そして介護職の妹から聞きましたが、ショートステイ(高齢者が宿泊できるサービス)ができる施設の年末年始は、もう予約でいっぱいだそうです。

いつもは、介護をしている子供が、年末年始くらいは骨を休めたいと、老親を預けるのだそうです。

自分は邪魔者扱いだと思ってしまうと方もいると思いますが、周りには自分と同じような境遇な方ばかりなので、寂しさはまぎれるかもしれません。

大晦日、ひとりぼっちは、元夫もです。

別居して二回、元夫はひとりで年末年始を過ごしました。

子供が小さいころ、二回ほど、大晦日に追い出されたことがあります。
ひとりぼっちで、ネットカフェにいました。

あのみじめな夜は、忘れることはできません。
なので、夫のことは、可哀想だとは思いません。

お正月の一日だけ、兄夫婦のお店に集まります。
母は、ひ孫に会えるのを楽しみにしているようです。

お正月は、みんなに会えるんだから、がまんしてね。

私はそう言い、母を励ましました。

私もいつかはひとりになります。
寂しさは覚悟しておかなければと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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