実家の断捨離、それはそれは大変でしたが、お嫁さんが全部捨ててくれました
兄のお嫁さんも50代、私より三つ下の55歳です。
自営業に嫁ぎ、私の両親と二世帯住宅に住み、大変だったと思います。
20代で嫁ぎ、父が経営する食堂を手伝っていました。
最初の頃は、可愛いお嫁さんで、母や私たち小姑ともうまくやっていました。
でも、母は今でこそ、弱弱しいお年寄りになりましたが、昔は強かったのです。
プライドが高く、世間体を気にする人、一言で言えばそんな感じです。
お嫁さんと母は、一緒にいる時間が長く、母の本性を知り、次第に嫌いになっていったのではないかと思います。
お嫁さんと姑、しょせんは他人です。
仲が良い方がめずらしい?
父が亡くなるまでは、表面上は仲良くやっていました。
でも、母が老人性うつ病から認知症に移行して、おかしくなっていき・・・

お嫁さんは、そんな母を、疎ましく思い、もっともっと嫌いになり、パニック障害になってしまったのです。
もう限界だから、別れたい。兄にそう告げたと言います。
熟年離婚の理由の一つに、配偶者の介護を押し付けられるというのがあります。
兄夫婦もそんな危機がありました。
結果的に、母が高齢者住宅に入り、問題は解決しました。
大嫌いな姑の物なら何でも捨てられる!?お嫁さんは大胆な勇気のある断捨離をしました。
それが、良かったのかと言えば、良かったのかもしれません。
もったいないから。
思い出のあるものだから。
とっておきたい。
私と妹だったら断捨離できなかったものを、お嫁さんは勇気を持って捨ててくれました。
実家である二世帯住宅から、貸家までの引っ越し。

貸家から、高齢者住宅に入るための引っ越し。
合計二回の引っ越しは、本当に大変でした。
昭和一けた生まれの母は、物を捨てるのが大嫌いな人でした。
もったいない、いつか使うかもそんな思いで、とにかく物があふれていました。
大げさでなく、トラック二台分ありました。
その断捨離は、母の見ていない所でやりました。
母がいると、それは使う、それは着れる、とっておいてと言うばかりで、捨てさせてくれないのです。
私と妹が何回かにわけて断捨離をしました。
そして最終的に断捨離できなかったものがいくつかありました。
・私と娘が、二世代で着た振袖。
・毛皮のショール
・父が、母へ贈ったというバッグ
・私たちが小さいころから、結婚するまでの写真
(アルバム5冊ほどになっていました)
・羽毛布団
これらの物、私と妹はもったいないと言う気持ちで捨てることはできませんでした。
でもこれらの物を母が住む予定の高齢者住宅へ持っていくことはできません。
ワンルームで、収納もそんなにありません。
そのうち、引き取りに行こうと思っていて、そのままにしていたのですが、
母の引っ越しのために行くと、見事にすべての品が捨てられていました。
他人だから?大嫌いな姑の物だから?お嫁さんは勇気ある断捨離をしました。
母は、捨てられてしまったことを気が付いていません。
母が知ってしまったて泣いていたのは、古い写真、アルバムです。
私もそれはちょっとショックでした。
でも、いずれ捨てなければならないものなので、あきらめるしかありませんでした。
あと、貧乏根性で、羽毛布団がもったいなかったなと・・・
捨てるのがわかっていれば、もらってきて私でも息子でも使えたのになんて思ってしまいました。
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