断捨離

実家の断捨離、大型トラック二台分ありました。




実家の断捨離は、大型トラック二台分ありました!

母が、サービス付き高齢者住宅に入居して一年たちました。
暑くなってからの引っ越しは大変でした。
なぜ、チビチビでも捨ててこなかったとかと悔やみました。

実家の断捨離は二度の引っ越しで、すべて終わりました
物を捨てるということがこんなに大変だったとはと思い知らされました。

お母さん、なんでこんなものまでとっておくの?というものがたくさんありました。
銀行でもらった景品なんかもたくさんありました。
いらないもの、使わないものでも、とっておきたい性分の母です。

父が亡くなって5年たっても、亡き父の遺品も山のようにありました。
なぜ、処分しなかったのかと聞くと、

「捨てるのがもったいない。
誰かが使うかもしれない。」

そんな言葉がかえってきました。

たとえば、父が愛用していたパジャマ、もう毛玉だらけなのに、

「これ、K君(私の息子)着ないかな?」って。

あの~着るわけないのです。
高校生の息子が、おじいちゃんの着ていたパジャマを。

(わが息子はTシャツ短パンで寝てるし・・)

おととし、両親が大好きだった実家は、なくなりました。
兄との二世帯住宅でしたが、ローンが払えなくなり売却することになってしまったのです。

実家にあふれていた物の断捨離が、大変でした。

大型トラック二台分というのは、大げさではなく、本当です。
収納がたくさんある家でしたので、押し入れに入っていた荷物がすごかった!!
布団なんで10組くらいあったかも。

そして押し入れには、お中元でもらったと思われるシーツのセットや、タオルのセットもたくさんありました。

台所の戸棚には、ソーメンやら、お蕎麦、油のセットなどなど、これもお中元やお歳暮でもらったものだと思いますが、山のようにありました。

押し入れの中から、カビの生えたパンや、お饅頭が出てきた時は、ちょっと悲しかったです。
その頃から、母は、食べ物を隠すようになっていたのです。
(認知症の進行による)

実家を売ってしまった後、一年間は、兄夫婦と貸家に仮住まいしていましたが、昨年の今頃、ついに高齢者住宅に入ることになってしまったのです。

母は、老人ホームに入るくらいなら、死んだ方がまし!なんてずっと言っていましたが、いざ入るとなると、案外あっさりと入ってくれました。

貸家住まいから、高齢者住宅へ。

また引っ越しで、またまた断捨離です。

一年の間に、母はまたいろいろとため込んでいました。
今度は狭いワンルームに引っ越しです。

着物、洋服、バッグ、すべてのものをもっていくことはできません。
だから、この時も、かなりの断捨離をしました。

母の目の前で、捨てるものをまとめていると、捨てないでとか、これはとっておいてとか、まだ使うとかいろいろ口をはさんできます。

なので、母の見てないところで、さっさとやってしまいました。

実家の断捨離、早めにいらないものを捨てはじめることをおすすめします

よく実家の後始末は、大変だという話を聞きます。
業者に頼むと○○万?!そんな記事も見ました。

妹と、最近話しています。
二回の引っ越しで、ほぼ断捨離がすんで、良かったよねって。

今後は、実家の断捨離という作業をしなくてすみます。

母は、今、6畳一間のワンルームで暮らしています。
洋服やバッグを買うこともなく、銀行から景品をもらうこともなく。

たぶん物は、増えないと思うのですが。

実家の断捨離、家の断捨離は悲しいものとなりました。

まだ充分住める二世帯住宅を、兄は売ってしまいました。

父が大好きだった実家は、その後、すぐにがれきの山になりました。
土地の買い手が現れて、築20年の実家は取り壊されました。

母は、そこを通るたびに泣いていたそうです。

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