サービス付き高齢者住宅の暮らし

私の母は、サービス付き高齢者住宅で暮らしています。
6畳ワンルームで、部屋にはトイレがついています。

そこでの暮らし、もうすぐ一年になります。

老人ホームだけは入りたくない、そうずっと言い続けていた母を、そこへ入居させることは
とても可哀想だと思っていました。

でも二世帯住宅で、兄夫婦と暮らしていた母は、いつもひとりぼっちでした。
兄夫婦は、共働きで、夜遅くかえってくる毎日でしたし、兄も義姉も母を毛嫌いしていました。

いつ電話しても、ひとりぼっちで、寂しい寂しいと言っていました。

母は、同じ言葉を繰り返したり、食べ物を押し入れの中に隠したり
変な行動がみられるようになっていきました。

兄の奥さん、私にとっては義姉になりますが、
義姉は、パニック障害という病気になってしまいました。

たぶん精神安定剤を飲んでいたと思います。
義姉も、相当のストレスだったのだと思います。

母の面倒どころでは、なくなっていったのです。
それでサービス付き高齢者住宅に入ることになりました。

私たち子供がすぐに会いにいけるように都内で探しました。

運よく、条件にピッタリなところがみつかり、すぐに申し込みをしましたが、
空き部屋が出るまで、3か月かかりました。

その部屋を見に行った時、私も妹も、とても気に入り、将来はこういう所へ入りたいねなんていう
思いを持ちました。

老人ホームという、抱いていたイメージではなく、外観は4階建てのマンションそのものです。

マンションと違うのは、玄関の鎖錠がしっかりしていることです。
マンションの玄関もしっかりと鍵があり、簡単には入れないようになっていました。

そして受付があり、そこには何人ものヘルパーさんが常駐しています。
母担当のケアマネジャーもいつもそこにいます。

何かあった時に、かけつけてくれる人がいるということが、マンションと違い、安心できる所です。

母は4回の奥の方の部屋に入居しました。
母の部屋は、台所はありませんが、台所がある部屋もあり自炊している方もいます。

食事は、朝昼晩、頼むこともできますが、母は朝ごはんと夕ご飯を頼んでいて、同じフロアの食堂で食べます。
そこで同じテーブルの人と話ながらご飯を食べるのが、楽しいようです。

一階にディサービスがあり、そこへ週三回行っています。

母は、知らない土地だったこともあり一人では外出できなくなっていました。
だからディサービスが、とても楽しみなんです。

ディサービスで、近所の公園に散歩に行ったり、お花見に連れていってもらったこともあります。

母は今、そのサービス付き高齢者住宅での暮らしを楽しんでいます。

やっと楽しめるようになったという言い方が正しいかもしれません。

住めば都と言いますが、慣れるまでに少し時間はかかりました。

母に会いに行くたびに、母の腰がさらに、曲がり、顔のしわも増えているように感じます。
でも楽しく暮らしている姿を見ると、心から、良かったと思っています。

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